患者様
60代 男性
これまでの患者様の経過について
３０代でぎっくり腰発症。
３年前、重量物を運んだ２か月後に足が動かなくなったが、１か月で軽快。
今年の６月、腰痛発症。接骨院で施術を受けるが、帰宅後激しい痛みとなる。
翌晩より改善。
２００３年、後縦靭帯骨化症術後
治療前の症状について
中腰や立位の持続、長時間の座位はやや困難。
立ち上がり動作や寝返り動作は容易。
・治療前の痛みレベル
| 腰 | 下肢 | しびれ | おしり | |
|---|---|---|---|---|
| 痛みの度合い | 2 | 0 | 0 | 0 |
まったく痛みが無い場合を0、考えられる最大の痛みを10と評価しています。
主な痛み部分-腰
前屈：可能
後屈：可能
圧痛点：なし
ラセーグ：陰性
咳、くしゃみ：ひびかない
・日常動作
座位時はあまり痛みを感じないが、急いで立位になると痛む。
寝返り動作なども非常に困難。
画像及び所見について
- L3/4-椎間板変性、膨隆
- L4/5，5/ｓ-椎間板変性、膨隆 椎間孔狭窄
以上のことが画像上認められます。
・L4/5，5/ｓ椎間板変性、膨隆、椎間孔狭窄を認め、主症状の原因の可能性が高い。
L3/4椎間板変性、膨隆認め症状の原因の可能性がある。
治療について
患者様と相談の元、L3/4，4/5，5/ｓにセルゲル法を施行
治療は小寺医師が行いました。
治療は50分程度で終了
回復室で休憩後、歩いて帰院されました。
当院の治療法について
今回ご案内したセルゲル法の補足情報です。
セルゲル法の費用：1,320,000円/1箇所（税込み）～1,870,000円/6箇所（税込み）
※この患者様のケースの費用：セルゲル3箇所＝1,540,000円（税込み）
セルゲル法のリスク・副作用：治療後に一過性の痛みが発生する可能性があります。神経損傷は治療の特性上、可能性がゼロではないですが、自験例でも論文でも損傷に関する報告はありません。局所麻酔薬によるアレルギー反応出現の可能性が極めてわずかですが存在します。治療後1～2週間は症状が一時的に悪化する可能性があります。理由として、インプラントによる減圧効果により、周囲の組織をけん引する為と考えられています。その他、椎間板がすり潰れてほとんどなくなってしまっている様な場合は治療ができない可能性があります。受診時に医師と相談しながら状態に適した治療方法の選択をご相談して頂きます。
更に詳しい情報については下記リンク先のページをご参照ください。
この記事の執筆者:理事長